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  1. 離学後5年間の初期キャリアにおけるキャリア・パターンが、近年では、「ずっと正社員」である人の割合が減り、「ずっと非正規社員」と「非正規→正社員」という人の割合が増えていることが明らかにされた。
  2. 25歳から44歳の就業者のうち、これまでのキャリアの中で非正規社員から正規社員に移行した経験がある者は19.2%である。年齢ごとに正規社員への移行率を計算すると、男性では20歳代から30歳代初めまでは10~20%程度であるが、女性では10%を超えることは少なく、30歳代では 2~3%にとどまる。
  3. 非正規から正規社員への移行にプラスに働く要因は、 (1)移行の直前職と移行後の職種が同一であること、 (2)直前職でのOff-JTの受講経験があること、 (3)直前職での労働時間が正社員並みであること、 (4)学校教育での専攻と採用職種が一致することであった。
  4. 非正規社員は企業内訓練を受けられる人の割合は小さいが、訓練を受けた非正規社員の仕事能力や生産性は高くなっていることが示された。つまり、非正規社員への訓練の実施は、正社員に対する訓練同様に、企業活動にプラスの影響を及ぼしている。しかしながら、訓練を受けることで非正規社員の賃金がアップするわけではないことも示された。
  5. 非正規社員の同一職種での転職においては、勤務先で企業内訓練を受講したことがある非正規社員のほうが受講経験のない人よりも正社員としての転職確率が高い。
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労働政策研究報告書No.117「非正規社員のキャリア形成―能力開発と正社員転換の実態―」:研究成果/JILPT